LDN通信5月号

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真実は実に麗しく、誠実は実に爽やかで、真心は常に温かい。
人の望むものは誰一人違わぬ物事である。
あらゆる生命は太陽の光と熱の恩恵を受けて命をつなぐ、
人は心の奥で己の命が紡ぎだされた仏の命を知っている。
大宇宙の只中で独り端座してこのことを確認せよ。
己は仏の命。
この心しか寄る辺はなく、この心しか仏はない、
自心本尊こそが真実。
己の心を極めよ、他を望んではならない。
他は光の影のようなもの変化して止まらない。
僅か百年にも満たない人の寿命、居眠りしている間に太陽は傾き、
夜の帳を迎える、死がやってくる。
焼けこげるような己の欲望にさいなまれるな、
己の燃える煩悩は己の心と身を焼き生活を滅ぼし、
仕舞には地獄へと落ちる。
重き肉の塊と荒れ荒ぶ己の心の只中で、仏陀に合掌して礼拝せよ。
重き鎖が切れるその日が来る。
信心こそが己を救う。
愚盲なる己であればこそ礼拝供養せよ。
仏の慈悲は己の発心を捨て置かない。
仏は声を挙げて求める人を救いとる。
心を起こせよ、仏に向え、
この世のあらゆる価値は仏の知恵を超えるものではない。

LDN通信4月号

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  身を整えて、息を整えて、心を制する。
身を整えるには悪を断ち善を進めることが必要である。
生活の規範が求められる。持戒精進である。
求めるところの解脱は認知の正確なる事を基礎とする。
己の心は己をだましやすく、それは様々な幻想を作り出す。
己の認知する事柄は何度も確認され納得されるべきである。
経論の内容は禅定に於いて確認される必要がある。
先入観を排して己に向き合う、断固として夢想を排する。
魔境を離れる。
解脱の真智に出会うまで、その覚悟で座に住する。
己の知るところ唯己の知るところ社会の騒音に依らず、
名声も財の香りもなく、唯真実にあること、諸仏は讃嘆し、
天神は従うと言えども、驕りは生起せず。
阿耨多羅三藐三菩提を証してあること、これこそが禅定の果報である。
くれぐれも己に惑うてはならない。
己は己をだましやすい、
特に禅定に於いて起きる心の変化は人に天狗の心を起し龍の心を起す、
または鬼心を起す。
絶えず仏を念ぜよ、己が正しい道を歩めるように。
帰依仏、帰依法、帰依僧、三宝を礼して道に入る。
己の禅定は仏陀の正法、我はかの草座にありて真理となる

LDN通信3月号

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この身の不壊ならずして、絶えず死に向かう様は、人に苦悩を与える。
己の五感の欲する処を善とするも、苦悩を得る。
心は止まる事を知らず、ただ野猿の如く暴れ馬の如くことに会っては納まるところを知らず。
凡そ存在すると認識されるものは総て掴めどもつかめず、
捨て去ろうにも捨て去れず、縁に会っては生起するのみ、総ては苦悩である。
知恵あり、正念あるとき苦悩は消え去る。
さまよえる己の念を己に引き戻せよ、誤った観念や認識から離れよ。
衆生は無明の闇の中でさまよい歩く、声を上げて叫ぶ、
帰るのは木霊でしかなく、虚しく時を過ごす。
仏の声を聴かずば、いずれの時にか道を得るや。
諸法従縁生
如来説是因
是法従縁滅
是大沙門説
縁起を観じて苦悩を去る。
阿羅漢のなしたる技、仏の説くところ。
絶えず縁起を感じて心を静めよ。
諸行無常
諸法無我
総ては縁起する。己の邪見を捨ててみよ。

LDN通信2月号

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道心おのずから道を開く、道心なければ道を得ず食を得ず。
唯野良犬の如く食を求めさ迷い歩く。禽獣の性を常として畜生道に落ちる。
生業を正して悪業を離れ、清浄な食を得て身を安んずる、
正命とはこのことを言う。
菩提心を基として生業に勤しむこれを正命という。
食のため、名誉と財をむさぼり、道心に背くことは己を失うに等しい。
よくよく考えねばならない。
己の心はこのことをよく知る、人の霊性のなせるところ。
唯一の清らかなるものから生まれた我らはよく知るところ。
食を得るために嘘をつき己を欺きますます欲望の闇を深くして、
道を誤り、人を惑わして苦悩ばかりが増す。
知ると知らざるとにかかわらず己の行いが己をつくる。
生きるためとはいえ人を惑わせてはならない。
己を傷つけてはならない。
清らかなる思いを動機として人にも我にも社会にも合法なる行いを常とせよ。
正命して初めてこの世における己れの場所が定まる。
失念せず己に問え、この食は清らかであるか、
苦悩や悲しみを離れているか、欲望の汚れにまみれていないか。
清浄であればそれは清らかな命を育むものとなる、
道心は堅固なものとなる。

LDN通信1月号

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新年あけましておめでとうございます
新しい年の法話第一回です。
律義に明るく、知恵あり、定心を常として、己の三業を修める。
彼は阿羅漢と呼ばれる。人々の尊敬を集めて、徳を施すもの、応供とも呼ばれる。
この世の乱れの中で一筋の光明である。
帰依僧、僧伽に帰依し奉る。
阿羅漢に帰依し奉る。
大阿羅漢とその末裔たる阿羅漢たちに帰依し奉る。
三輪空寂の清浄を踏み行って大功徳を得て道を究めん。
己の心で己を清め、己の言葉で己を清め、己の行いで己を清める。
実に己の業によって己を清める。
正業とはまさにこのことである。
業の因果こそが世界をつくる。
善業ゆえの善果、悪業ゆえの悪果、阿頼耶識の暴流は私の願いを入れず。
菩提心を起せば転識の妙あり。他に道なし。
静かに思いを巡らせて因果を観察せよ、己の業の因果を見つめよ。
改めるは改め、踏み行うことは行え、己の行いが己を救う。
暗き夜道を歩く、燈明の明るさでも足元は照らせる。
知恵の光を灯せ、あてどない人生の暗闇が己をなえさせる前に。
仏陀の道を歩くものに道が開かぬわけはない。
深く決定してその道を歩け、諸仏は見ている。
清らかな信心と行いに勝る宝はない。三世に渡る妙法である
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