ひとりひとりの子どもたちを守れる学校にするために その2

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 1クラスあたりの生徒数のことについて議論するときによく出される疑問がいくつかあります。それらについて考えていきたいと思います。

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ひとりひとりの子どもたちを守れる学校にするために

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最近中学生のいじめと自殺に関する報道が毎日のようになされています。詳細は調査中のようですが,かなり陰湿ないじめが行われていたのは事実のようです。この事例に限らず全国的に小中高でのいじめは後を絶たない状況にあります。文科省の調査では「以前より減った」という数字も出されていますが,現場レベルの実感では減ったという感触はありません。

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ストレスと子どもの発達 その4「必要なのはどんなストレスか?」

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  前回は、「ストレスがあるからこそ人格の発達がある」という趣旨のことを書きました。では、現代の子どもたちはあまりストレスにされていないのでしょうか?それとも過剰なストレスにさらされて弱っているのでしょうか?

 この問いに対しては、YESでもありNOでもある、と考えます。

 例えば、次のような種類のストレスはかなり減っているのではないでしょうか。「友達と喧嘩をする」「年下の子どもたちの面倒をみる」「子どもどうしで遊ぶためにルールを工夫する」「家でお手伝いをしなくてはいけない」「親だけでなく祖父母など、多くの大人の相手をしなくてはいけない」「地域社会の行事に参加し、多くの大人の相手をしなくてはいけない」などです。

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ストレスと子どもの発達 その3「ストレスが人を育てる」

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 ここで「ストレス」という用語について補足しておきたいと思います。正確には身の回りに起こる出来事が「ストレッサー」で、それによって引き起こされる心身の反応が「ストレス反応」と言われるものです。しかし、一般には「ストレッサー」と「ストレス反応」を区別せずに使われていますので、ここでもストレッサーとストレスを区別せずまとめて「ストレス」と表現しています。ご了解ください。

 さて、前回は「人生はストレスによって構成されていると言っても過言ではない。だから、様々なストレスに出会ったときそれを『当たり前』のものと受け止めることができればそれだけで苦しさは半減される」という趣旨のことを書きました。実は、ストレスについてはさらに別の側面からの見方も可能だと思います。それは「ストレスが人を育てる」という視点です。

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ストレスと子どもの発達 その2「人生はストレスによって構成されている?」

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  大人の感覚では「そんなに強いストレスを感じる出来事ではないだろう」と思う出来事で社会的な不適応に陥ってしまう若者が増えているということは,やはり若者のストレス耐性が全体的に低下傾向にあると考えるべきなのでしょう。

  話は変わりますが,以前,けっこう山に囲まれた地域の学校に勤務したことがあります。標高がそれなりに高いので,雪が積って通学のためのバスが動かなくなることが年に数回あります。

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