LDN通信 2017年12月号

真実を語ることは大地に大いなる根を張る種を撒くことである。
良く熟慮された言葉は己の人生の支えであり、人々の光となる。
虚妄なる言葉は虚しく消えゆく、その言葉と共にその人の人生も消えゆく。
言葉を制せよ、言葉に惑うな、
多くを語り真実の実を含まない言葉は人々を傷つけ己もその言葉で亡ぶ。
誠実であれ、己を支配するのは己の言葉である。
考えを支配し、行動を支配する。天地にある言葉の力はその整合性と真実にある。
人々を豊かにするのも言葉の力である。
争いを確定するのも言葉の不調性である。穏やかに言葉の整合性を身につけよ。
貴方の行いも思考も言葉の文脈に置き換えられて人々は理解する。
言葉を深く洞察せよ、その言葉は自然事象の何をもって生起しているのか、
心と体と環境と何の因果によるのか。
己の言葉は己をつくる、己の言葉は人をつくる。
実に鋭利な刃物よりも扱いに注意を要するものである。
正語するとは実にこのことである。
天地は言葉でできている、人も言葉でできている。