真言尼寺の窓から

ホトトギスが、今年も良い声で鳴いています。 皆様如何おすごしでしょうか?
令和の時代がやってきましたね。
今月東京定例会はお休みを頂きました。
先月浅草の事務所を平成と共に閉鎖いたしました。
浅草の空に私は、あの戦後の青空と同じ青空を何度も見ました。
それは同じ青さでした。東北のあの津波の後の浅草の青空は
突然奪われた命の尊さと、悲しみを私に伝えました。
「もう全部やれるだけの過去の道を拝んだ。私はもう年だ。引退だ。」と
勝手に安心していた私に、
熊本震災が「まだまだだ」と語り掛けました。
真言尼寺は活断層のすぐ近くです。
お堂の戸が、吹き飛び壁が割れ、壇上の供物が
すべて落ちましたが、なんとツルツルでグラグラの聖天様のお厨子と仏様は
まったく動いておらず、私に何かを語り掛けていました。
まだ必要なことがあったのです。
再度初心に戻ってやり直します。
「安定と安心を壊してしまうのですか?」と、大変ご心配を
おかけ致しております。来月は開催いたしますので、ご安心ください。
昭和天皇の御陵のある八王子で約20年間活動しました。
その後、御縁が有ってスカイツリーの出来はじめから完成まで
約10年の間浅草で活動し、供養し続けました。
令和と共に、場所は浅草から東京駅近くに変更させて頂きました。
一緒に頑張りましょう。