第3回 人間学講座特別講演会
第3回人間学講座特別講演会
「21世紀へのアプローチ、健康と平和」
(1992年に開催された講座の内容です。パンフレットのPDFはこちら)
今回のテーマは新しい時代に向けての人としての健康と生き方を再考察してみようと言うことであります。
このことは人類がその文明と文化の舵取りを誤らぬよう一人一人が自己のあるべき姿を見詰め、そして新しい存在に於ける連帯と調和の上に、その人生を築く必要があるということです。
特に健康というテーマは人間存在に於ける尤も重要なそしてあらゆる生活の要素を切り離しては論じられぬ問題であります、そこで医学的論点のみでなくもっと広い観点より見詰めて見る必要がある事です、第1回はゲスト講演として、東京大学教育学部の東郷正美教授を、第2回はドイツのケルン大学健康教育学部のベルンハルト・キルフェル教授をむかえ、新しい視点からの提言をしています。
講演
人間存在を考える
―瞑想と健康―
講師 村端宏映(生活改善の会会長)
ゲスト講演
自律訓練法より観た人間
―心身医療からの提言―
講師 佐々木雄二(筑波大学教授)
ゲスト演奏
邦楽“せぞん”
釼光道 井上洋子
下田れい子 二宮晶代
講師紹介
村端宏映
昭和29年に熊本に生まれる。現在生活改善の会会長、宗教法人真言寺住職。昭和53年駒澤大学仏教学部禅学科卒業、昭和55年生活改善の会発足(東京事務所)、昭和56年4月高野山専修学院入学、同年12月伝法灌頂、57年3月卒業、昭和59年宗教法人高野山真言宗真言寺設立(熊本)60年4月八千枚護摩供養成満その後現在まで数度に渡り成満、61年11月タイ僧院へ留学得度、62年ドイツ布教(ケルン大学、ケルン市東洋美術館など)、63年インド中国シルクロードへ仏教の源流をたどる研修を行う、平成元年12月韓国飯門天にて世界平和祈願を行う。これらの活動と共に密教学を基礎とし哲学、社会学、心理学などの視点を踏まえた、現代という時代背景に即応した人間理解の方法と方向を呈示し、人間学講座を開講している。
佐々木雄二
〈略歴〉
1936年(昭和11年)生、広島県出身。1961年(昭和36年)、九州大学医学部卒料。九州大学心療内科助手、駒澤大学文学部教授など経て、1985年(昭和60年)より筑波大学教授(心理学系)。〈専門領域〉心身医学(内科系)、臨床心理学、とくに自律訓練法の臨床的応用。日本自律訓練学理事長、日本心理医療諸学会連合理事など。
日時/1992年8月22日(土) 12時30分開場 13時開演~16時30分終演
場所/宇土市民会館大ホール
入場料/2,000円
主催/生活改善の会 熊本県下益城郡城南町塚原1901
TEL 0964-28-3142 FAX 0964-28-5983
TEL 0964-28-3142 FAX 0964-28-5983
後援/熊本日日新聞社・熊本放送・テレビ熊本・熊本県民テレビ・熊本朝日放送