LDN通信 平成26年12月号

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さて今日の高度情報化社会、高エネルギー社会においては、これをコントロールする方法を誤ると個人の人格はもとより地球生態系の秩序さえいとも簡単に壊しかねない状況にあります。
情報ツールとしてのパソコンやスマートフォンは常に多大な情報を与え続け、この道具にすぎないものに依存する、又は支配される、振り回される結果となります。
情報を選択する基礎的知識又は感性を磨く事は必須の事と成り、オンとオフの切り替えのタイミングが計れている事、取り込んだ情報を咀嚼して新しい価値あるものを創り出す事、その事が作業として必要です。
細胞に限らす総てのもの事は、解放システムと閉鎖システムによって成り立っています。
情報の出し入れこれが解放システム、内において解析、分析したうえで情報を価値付ける事この事が閉鎖システムの中で行われる作業です。
つまりこの両者の微妙なバランスが健全な情報管理技術なのです。
多大な情報は整理され意味を付されて初めて力に変わります。そのままでは心を痛める脅威にすぎません。そこが良く理解されないと、人生は大きく歪みます。情報の中には悪意をもって流されるもの、根拠のないもの、誤ったもの等など様々あります。
情報を精練していく能力が問われています。
真実を見つめる目を持ち真理を聞く耳を働かせ、愛を感じる心を養う。とても重要な事です、知識が命を持つとはその事です。フィロソフィーしましょう、遥かなる古の賢者に思いを寄せて。

LDN通信 平成26年11月号

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現代の人間は多くのストレスにさらされています。自然環境の変化、温暖化に伴う災害の危機。複雑な社会が生み出す多大な情報。夜も眠らない光の海、社会機構の複雑化から来る分業化の進展、それに伴う人間関係の難しさ、肉体的成長と精神的適応のアンバランス、長い時間を必要とする教育期間等。
実際鬱病の増加は驚く数字をつけています。
さて、このストレス社会において身を守る術はあるのでしょうか。よく考えると絶望的気持ちになるのですが、そうは言っていられません。
まず、環境要因、自然と社会に向き合うわけですが。人は個々の能力と時間を活用して適応するわけです。
まずこの能力を正確に計る。次に時間を正確に計る。それから事に対処する。
環境との共存しか選択の道がないのが生物であります。そこでこの自然環境にしろ社会環境にしろより良きものになるように己を処していく、ここで否定的な感情や行動は捨ててかかる、その事が生きる力を生みだします。
この工夫の中に解決の糸口があるのです。あきらめてはいけません。
自然と友になり、社会と友になる、この考えの中に道は見えてきます。敵対の中からは解決の道筋は見えてきません。
自然を愛し、隣人を愛してみませんか。深い洞察の泉が湧くでしょう